2024年10月2日

活動の紹介

揺れると路地

 今回はぼくの活動の紹介をしようと思います。自分の音楽活動を肩書きとして自称するのがあまり好きではないのでそういった紹介は割愛したい気持ちもあったんですが、ここまで読みに来てくれるような方に自分のことを知ってもらえる機会をちゃんと使いたいと思ったので素直に書きます。

 ぼくは曲を書いて宅録と弾き語りとバンドセットをしています。宅録シンガーソングライターと呼ばれる活動形態です。2020年の春に大学を卒業して、両親から卒業祝いでアコースティックギター(YAMAHA FSX3)を買ってもらったことをきっかけにギターを始め、秋から冬にかけて宅録CD-R「揺れると路地」を録音・発売しました。これが活動の始まりです。「揺れると路地」は中学生のときから憧れのあったタワーレコードに置いてもらえて、非常に感動したのを覚えています。

 弾き語りは2021年の5月から始めました。大名の秘密で開催された西風というイベントに出していただいたのが最初です。この日はハチマライザーとYOUNDという素晴らしい二バンドとの共演でした。

 ぼくにはストローク奏法に関する持論があって、それはストローク奏法の上手い人は一軒家に住んでいるか近所迷惑が気にならない性質を持っているかのどちらかだ、というものなのですが、ぼくはそのどちらの条件にも当てはまらないのでストローク奏法が一向に上手くなりませんでした(もしこの条件を満たさずにストローク奏法を上達させた方がいるなら練習方法を教えて欲しい)。FSX3を使ってストローク奏法で曲作りと弾き語りをしているものの上手くはならないという状況が二年半ほど続いていた中で、2022年末にガットギター(YAMAHA CS40J)を手に入れ、アルペジオ奏法の練習を始めました。そこからはそれで曲作りと弾き語りをしています。自分に合った演奏ができるようになったという意味で、CS40Jを手に入れたこととアルペジオ奏法を始めたことはぼくにとって大きな出来事でした。FSX3は、バンドセットで今でも使っています。

 バンドセットは今年から活動を始めました。もともとギターを卒業祝いに選んだのも宅録と弾き語りを始めたのもバンドをするためだったので(今はバンドをすることだけが活動の目的ではないですし、宅録と弾き語りも手段ではないです)、良いメンバーに恵まれてバンドセットをすることができてうれしく思っています。

 バンドセットでは、基本的にはぼくの作った宅録音源を元にして各々のパートにアレンジを加えてもらっています。この作り方だとスタジオでは合わせるだけで原型が仕上がるのですが、ぼくの中にアンサンブルの理想像があって、その理想像がバンドセットの型になるまでの約一年間、曲を揃えながら、ライブの予定を立てずにスタジオでアンサンブルを作っていました。それを始めたのが去年の4月です。ライブの目処も立たないのにぼくに付き合ってくれたみんなにはとても感謝しています。

 以上が活動の紹介です。圧のある文章量になってしまいました。